イギリスのパブ:ブラパブ日記 3 :Golden Lion

ロンドンのSOHO。今回は賑やかなロンドンの繁華街の中にあるPubへ。
ピカデリー線のピカデリーサーカス駅及びレスタースクエア駅から、中華街を抜けた先にある、
SOHOの入り口に位置する「Golden Lion」をご紹介。

実はこのパブ、ちょっと有名なんです。

今回はパブが軒を連ねるSOHO地区にある「Golden Lion」へ。
場所的にはちょっと素通りしちゃいそうな通りにあるけれど、典型的なイングリッシュパブの装いでなかなか居心地が良いんですよ。

元々パブのライセンスを取得したのは1728年。現在の建築は1930年代に入ってから。今のパブとしては100年未満と考えると新しい方に入るのかな。それでも内装はウッド調のシックな作り。

〈飲み始めたのは16:00頃。まだ外は薄っすら明るい〉

このパブ、実は知る人ぞ知るちょっと有名なパブ。1980年代、イギリスを、いや世界を震撼させたシリアルキラーがターゲットを探しに来ていたパブがここ。このパブで出会った被害者はまだ20歳前後の男性。4人が殺害されたと言われています。
怖い怖い、、、もし声かけられても絶対着いて行かない!!!!って50代後半のの戯言。

パブの中は2階席も。通常2階席は食事を注文する方や予約を取られている方が中心で、飲むだけだったら使えないパブが多いんだけど、ここはそんな事は無さそう。
実は12月に友人20~30人でクリスマスパーティーをすることになり、夕食前の飲むだけのパブを探していたら、やはり食事を取らないなら2階席はちょっと、、、と言うところが多い中、ここは快く2階使っていいよと言ってくれたところ。という事で即予約!

気分も上々。結局ここで3パイントも飲んじゃった。

本日のビールは「Abbot」

ここは「Green king」と言うブリュワリーの経営。Green kingといったら、僕のお気に入りの「Abbot」があるじゃないですか~~~。

麦芽の香りと味わいが豊かな飲みやすいブラウンエール。左のIPAも美味しいけどね。
気分上々で飲んだくれたので、またもやビールの写真を撮り忘れました。

それ以外にも

こちらはラガービール。一番奥のCAMDEN HALLS LAGERもお勧めのロンドンラガービールです。

おや、ここはラガービールが多いね。

なんか光っちゃって見えないけどAsahi Super Dryの生もありました。

余談になりますが。

さて、このパブはGolden Lionと言う名前ですが、同じLionでもイギリス全土そこら中にあるパブの名前の代表が「Red Lion」
ロンドンの中は勿論、郊外や地方に訪れたことがある方の中には「Red Lion」と言う名のパブを見かけたことがある方は多いのではないでしょうか。実はイギリスのパブで最も多い名前なんです。
イギリス全土のパブ件数は約39,000店(2019年調べ)と言われていますが、その中の約600店が「Red Lion」と言う名前なんです。

同じ名前だからチェーン店かと思われがちですが、パブの名前でチェーン展開しているところはまずありません。経営は酒造所や企業がやっているところが多くありますが、それぞれのパブには歴史があるので名前は個別に付けられています。

じゃあなんでRed Lionって多いのかと言うと、そこにはやはり歴史背景があるんです。
17世紀のスコットランド王ジェームス6世がイングランド王ジェームス1世になった際、パブを含む公共の重要な建物に、スコットランドの赤い獅子の紋章を掲げる様に命じた背景があると言われているようです。ライオンは王族の歴史や権力の象徴として重要視されていたんですね~。


〈「帰らないで!もっと飲んで∼」のポーズ〉

でも3パイント飲んだからこれにて退散。
さて次回はどこへ行こうかな。

今回のブラパブ情報

【Golden Lion】
https://www.greeneking-pubs.co.uk/pubs/greater-london/golden-lion/
51 Dean Street, Soho, Greater London, W1D 5BH

≪Operator≫ : Greenking
≪雰囲気≫:木を基調とした店内/
≪Garden≫:なし
≪食事≫:要確認(現在HP上で食事紹介なし()
≪女性一人の入店≫:可能(4/5)