訪れる価値あり!St Pancras駅のRenaissance Hotel

ハリーポッターの撮影地として有名なKing’s Cross & St Pancras駅。
そこにそびえ建つ19世紀建築の美しいビクトリア朝ネオゴシック建築。
 St Pancras駅、及び駅併設のホテルとして開業。
2011年からマリオット系のルネッサンスホテルとして利用されているが、
この美しい建築は必見の価値あり

ハリーポッターの撮影地としても有名

ハリーポッターと言ったらホグワーツ特急始発駅 King’s Cross駅が有名。
9と3/4番線のプレートの下に刺さるカートで写真を撮った人も多いのでは?
プラットフォームの撮影が行われたのはKing’s Cross駅の4番線と5番線の間。(9番線じゃないよ)
しかし駅の外観として実際に映画で使われたのはKing’s Cross駅ではなく、隣のSt Pancras駅の方。作者のイメージにはそっちがピッタリだったらしい。

なので2作目の最初、ハリーとロンがホグワーツ特急に乗り遅れ、空飛ぶ車「フォードアングリア号」で列車を置きかけるために飛び立った場所は隣のSt Pancras駅のルネッサンスホテル前。

〈おや、ロンドンにしては天気の良いこと〉

マグル(Taxiの運転手)に見つかっちゃったよね(笑)

この美しい建物の左奥は、パリやベルギー、オランダなどドーバー海峡をくぐって大陸へ向かう列車「ユーロスター」の発着駅。利用された方もいらっしゃるのでは?
折角なのでユーロスターを見に。

中に入らずも見どころ満載

建物を抜ける通りを進んでいくと

〈ライトの電球、交換しなさい〉

〈これはガラス越しに撮ったので、実際はこの中には入れません〉

ユーロスター発着ホームがすぐ見れます。鉄道好きには、たまらない光景では?

そんなユーロスター発着地の目の前には、2007年に駅改装時に設置された高さ9m、重さ20tの銅像「The Meeting Point」が否が応でも目に留まります。

周りからは「醜い!」とあまり評判がよろしくない銅像で、恐らくユーロスターの運転手も徐々に近づくこの銅像を見ながら、あ~、ロンドンに到着~って思っている事でしょう。

でも、そんな足元には、ルネッサンスホテルの横にカフェテラスがあるんです。
ここなら雨が降っても安心。(でも冬寒い)

さて、ホテルの中はいかに?

ホテルの入り口は、ハリーポッター撮影地の正面から

中に入ると、吹き抜けのロビー兼レセプション。勿論お茶をすることも。
ここのロビーは建築時は辻馬車寄せの場所として使われていたところ。そう言われると何となく面影が残っていますよね。時にはここのロビーを使って、イベントや結婚式も行われることも。

そしてここで有名な一つが、「Booking Office 1869」と言うBar&Restaurant。

この素晴らしく見事な作りは、名前の通り以前は駅のチケットオフィスだった場所。Barカウンターの作りはそのころの面影を伺い知ることが出来ます。19世紀の建築とパリの建築家の監修の元、新旧の素晴らしい融合を見ることが出来る場所の一つ。
荘厳で美しいBar&Restaurantですよね。

スパイスガールズに会いに。

様々な顔を持つこのホテル。もう一つご覧いただきたいのが建築当時から残る大階段。

ここはまさにスパイスガールズのデビュー曲「Wannabe」のMV撮影場所。
今でもあの4人が目に浮かぶ~~~。

建築時に「ミッドランドグランドホテル」として開業するが、1935年に閉業。その後は英国鉄道のオフィスとして使用されていたが、ユーロスターがWaterloo駅から引っ越してくるのをきっかけに、大改装、大修復を行いこの大階段が再び息を吹き返した次第。

建築当時としては珍しい、錬鉄製の階段手摺のディテールが実に美しい。

圧巻のこの大階段を是非お見逃しなく!

余談になりますが

この建築を手がけたのは、当時を代表するゴシックリバイバルの建築家ジョージ ギルバート スコット。ロイヤルアルバートホールの前にある、アルバート記念碑をデザインした人物。
そしてその孫にあたるジャイルズ ギルバート スコット。彼はバタシー発電所やテートモダン(旧バンクサイド火力発電所)の建築、更にはあのイギリスの赤い電話ボックスの設計者でも有名です。