Youtubeで復活した迷コンビ
構想はトモの帰任前からあった?
コロナ禍で出来ることをやろうと始めた『オンラインツアー』
元々は仕事を依頼できなくなってしまう日本語アシスタントさん達に少しでもお仕事を提供できればと始めたのだが、想像以上に手応えを感じるようになっていった。
お客様の目の前で失敗を繰り返しながらも、温かいお客様の声でどんどん良いものになっていったと感じている。我々スタッフも楽しみながらツアーを作っていた。
イギリスの携帯回線の弱さはやはりその頃から課題となっていて、Youtubeなら補えるとチャンネルの準備もしていた矢先での帰任命令だった。
やりたかったことをできずに、後ろ髪を引かれるとはまさにこのこと。会社でできないなら、個人でやってやると誓ったのであった。
#0の構想と撮影秘話
日本に住みながら、初回#0のイメージを固めていった。
本当は夏休みに一時帰国するサクマさんに提案するという内容で計画していたが、いつになってもサクマさんはトモに会ってくれない。結局、この動画の通り年末に渡英、年明けにサプライズという形で誘うことになった。
この時はまだ、出発前のPCR検査、入国後2日目のPCR検査で陰性なら自由の身になれるという決まりだった。無事陰性となり、サクマさんのオンラインツアーに合わせて会う約束を。
動画の最後に告白した通り、突撃というテイで撮影したのでビールが2つ。
この表情は演技。そう。サクマさん渾身の演技なのである。
なので、撮影順序は前後している。
Youtubeを始めませんか?と提案しているのはリアルなサプライズ。
「新しいこと何かしていかないとね」という返事を聞いてほっとしたのも束の間。では、「突撃サプライズを撮ります」と言って、上着を脱いだままトモは一旦店の外へ。という感じで撮影をした。
後半、「しどろもどろなので本題へ」と言って編集では切ったが、演技が長くなりすぎて言葉が出てこなくなっただけというのは言うまでもない。
一緒にやってくれるという返事を聞き、正直ほっとした。このまま#0すら世に出ないまま終わりという可能性もあった。1年近くの構想とサクマさんをどうオモチャにしようかという想像が無駄にならず、ワクワクしていた。久しぶりに感じるロンドンの冷たい風と懐かしい空気も心地よかった。
そんな中、サクマさんから衝撃の一言。
「俺、酔っ払ってるから覚えてないかも」
でも、なんとか無事に始まりました。これから裏話を暴露していくので、サクマさん。覚悟してね。
Tomo
#0の撮影場所リスト